10歳くらいのときでしょうか。
電子工作の本を購入して東急ハンズで電子工作キットとはんだごてのキットを購入しました。
確かCdSセルを使った光センサーのようなキットだったと思います。
そして初めてのはんだ付けに挑戦。
ものの見事に失敗しました。
手にはんだごてがついて熱っ!ってなったり、はんだ自体がダマになってしまったり。
ただ、その時ははんだごての先でハンダが溶けてきれいな丸い金属の球になっていくことにめちゃめちゃ感動しました。
それから20数年。
まさか同じキットを買うとは思いませんでした。
最初はやっぱりいいものを買ったほうがいいんじゃないかなとか思いながら、4,000円くらいする白光とかの温度調整式のものとか、2,000円くらいするハンダゴテのスタンドとかを購入しようとしてましたが、そんなに毎日使うものでもないし、安いし、評判いいし、なんの気なしにアマゾンでポチッとしましたが、本当にキット内容が全く変わってなくてびっくりでした。
個人的には昔からあるものってやっぱりいいと思ってて、ずっと販売できる商品って素晴らしいと思うんですけど、まさかここまでキット内容が同じとは恐れ入りました。
ということではんだ付け開始。

セオリー通り、導線と基盤にはんだごてをあてて、そこにはんだを流し込むとはんだ付けの完成です。
昔失敗した記憶がありましたが、今回はまったく何もなく完成。
もう自分で使うには100点の出来だと思います。
非常に綺麗にはんだ付けすることができました。
色々と評価用の基盤のテストを行っているんですが、その基盤にピンを立てるためにはんだごてを購入したんですが、この用途ならば、今回購入したもので十分だと感じました。
はんだもすぐに溶けていくし、必要以上に熱くなって基盤を傷つけることもないし、めちゃめちゃいいものでした。
これ以上が必要になる場面といえば、板金用とか、ステンドグラス用とか、もっと熱が必要になる場面じゃないでしょうか。
本当にこれで十分。
値段が安くてもいいものはいい。
今回、はんだごてセット以外に購入したのが、ヘルパーと呼ばれるアームセットです。

虫眼鏡と、クリップが付いていて、このクリップで基盤を挟み込むことができます。
重くて安定感もあるし、見やすくて便利でした。
写真を見てもわかるようにそんな綺麗にできてる商品ではありませんが、非常に取り付けやすくて自由度も上がるので便利です。
あと、今回のはんだごてキットで一つ気になったのはスタンドです。
湿らせたスポンジを入れるトレーが付いているスタンドなのですが、はんだごてのコードの自重で何度か滑り落ちそうになりました。
机から落ちるとけっこう危ないので、安いのものでもいいので、差し込めるタイプのスタンドはあったほうがいいかなと思いました。
はんだごてって普段あまり使いませんがあれば何かと役に立ちますね。
今後色々とIoTのモノづくりで色々と活躍してもらおうと思っています。