マニュアル作業とKAIZEN

会社を長く経営したり、会社を大きくしていく上で、色々と仕組みを作り、マニュアル化することって必要なことだなと思います。

マニュアルを見て誰でもできるような作業に落とし込むってめちゃめちゃ難しいことだとも痛感してます。

でもその一歩先、作業効率まで考えたマニュアルってなかなかできてないんじゃないかなと思いました。

「マニュアル人間は嫌い!!」

って一概に言ってるやつもいるんですが、物事の表面しか見てない薄っぺらいやつだなーと思うので、そういうやつは静観することにしてます。

まずマニュアルをみて、それがどういうことか判断しても良いんじゃないかなと。

今回、お手伝いさせてもらった仕事があるんですが、一部上場企業のガチガチのマニュアルで固められた仕事でした。

例えば、2m以上の高さに登るときには安全帯の着用義務があったり、脚立一つにしても最上段と二段目に足をかけてはいけなかったり、跨いではいけなかったり、必ず支えの人がいるようにしておくというものがあったり。

基本的には、人命>コストということです。

事故や怪我の防止を第一に考えられた結果でこの通りにしておけば怪我の防止に繋がるというもので、この考えには同意します。

人命を尊いものとし、怪我を少なくするという姿勢は本当に素晴らしいと思います。

しかしながら、実際にそのマニュアルを運営したからといって、本当に数字的なパフォーマンスが発揮されて、事故が減っているのかといえば疑問が残ります。

マニュアルを組み立てる上で、どうしても事故があったからその再発を防ぐということを考え、原因を潰していくという手法がとられることがほとんどだと思います。

落下事故があったから安全帯着用を必須にするというこは必然なのです。

では、原因を潰した結果、事故は減ったのかということに対してどうも曖昧な気がします。

ここで出てくるのが安全帯着用を必須にした結果、落下事故の死亡率は少なくなったが、安全帯を引っ掛ける事故が発生したと言う事例です。

原因を潰した結果、その事故はほとんど起こらなくなったという素晴らしい成果を残せた場合もあると思いますし、逆にその原因を取り除いた結果、別の事故が増えてしまったと言う場合もあるかもしれません。

結果、事故が増えてしまえば本末転倒です。

KAIZENが叫ばれてて、事故のパーセンテージを下げるということは非常に素晴らしいことです。

しかしKAIZENしたという事実に満足していって、ほかのパフォーマンスが下がってしまうと意味が無いということもあるんじゃないかなと。

実際問題、いろんな問題が起こりますが、その時の最適解を追求していくと、ほかの弊害が出ることもあるということも事実です。

つまりちゃんとパフォーマンスまで見てKAIZENしましょということです。

大企業でもそれがなってないなと感じる部分が非常に多いです。

まぁ多大な利益がでてるから、そういうことも可能なんでしょうが。

木を見て森を見ずではないのですが、必ず木も森も客観視してその場所を良くしていくようなルールを作ることが、仕組み化して行く上で大事なことじゃないかなと考えます。

会社を大きくしていく上で非常に大切なことを学べました。